「ロストワールド（ジュラシックパーク２）」の小ネタについて解説します。
今回紹介するのは下記の「５つ」。
①子供のティラノに襲われた社長は生きていた
クライマックスシーンで、主人公たちの手で貨物船の格納庫の中に連れて行かれたティラノサウルスの子供。
その子どもを奪おうとしたインジェン者の社長：ルドローですが、後から追ってきたティラノサウルスの親に重傷を負わされた後、子供の狩りの練習相手にされるというシーンで終りを迎えました。
このシーンだけ見ると亡くなったように思われましたが、この映画とはパラレルワールドの続編である9年後を描いたコミック作品『ジュラシック・パーク/リデンプション』には、この社長が登場しています。
コミック作品の中では「あの後、インジェン社の従業員達によって奇跡的に助けられた」とされる社長ですが、後遺症で車椅子に乗り、顔中傷跡だらけの醜い姿になっていました。
自業自得だったにもかかわらず改心した様子はないようで、
復讐のために故ハモンドの名誉を傷つけ、大人に成長したハモンドの孫ティムとレックスが計画していた新しいジュラシック・パーク建設を失敗させようとたくらむ姿が描かれています。
この格納庫に関しては、もう1つの重要な謎があります。詳しく解説しました。
→ ロストワールドの最大の謎を考察「なぜすべての船員が亡くなっていたのか？」
②ヒロインはなぜ名字を言われるのを嫌がった？
今作のヒロインである「サラ・ハーディング」。
冒頭の救出隊と合流した描写の中で「サラ・ハーディング」と呼ばれて「名字まで言わなくていい」と返しています。
この嫌がった理由は明確になっていません。
しかし、１９９７年公開の少し前には「ナンシー・ケリガン事件」が起きています。
ナンシー・ケリガン襲撃事件
1994年1月6日、リレハンメルオリンピックの選考会となる全米選手権の会場で、練習を終えたナンシー・ケリガンが何者かに襲われる事件が発生した。俗にいう「ナンシー・ケリガン襲撃事件」である。ケリガンは膝を殴打され怪我を負い全米選手権を欠場、ハーディングはこの大会で優勝を果たした。事件発生から2週間後、1990年にハーディングと結婚し1991年に離婚した元夫であるジェフ・ギルーリーらが逮捕される。ハーディングにも疑惑の目が向けられ始めた2月1日、元夫がハーディングに不利な証拠と共に司法取引を受け入れた。全米スケート協会とアメリカオリンピック委員会はハーディングをオリンピックチームから追放しようとしたが、彼女は法的措置をほのめかしてそのまま留まった（一時、アメリカ代表は全米選手権2位のミシェル・クワンに決まりかけていた）。
引用：ウィキペディア
この事件に関わる
「トーニャ・ハーディング」と関連付けられることを嫌がったものと考えられます。
③イモガイの毒
最初に島に近づいたときの船上で、イモガイの毒を使った武器を紹介しています。
「神経毒で恐竜はイチコロ」といっていますが、このイモガイの毒は現実に存在します。
その毒の恐ろしさは、この漫画をみるとおわかりになるでしょう。
何より怖いのは「日本近海に生息している」という点です。
もしイモガイを知らなかったのでしたら、この機会に確認して、被害に合わないようにしましょう。
④なぜT-REXはサラのテントを特定できたのか？
襲撃を受けて無線機が壊れてしまった後、無線機地へ移動を開始しました。
その途中、恐竜ハンター団の隊長ローランドは、サラが通った後の葉っぱに血液がついていることに気づき休憩を取りました。
その時、ローランドから「怪我をしているのか？」と聞かれたサラは
「いいえT-REXの子供の血液なの。湿気のために乾かないの」と答えています。
つまり、
移動中にずーーーっとT-REXの子供の血液を、マーキングしながら移動をしていたということです。
そりゃ、T-REXの親からすれば、
自分の子供を傷つけた生き物がいて、その臭いがずっとつづいているのなら、後を追われますよね。
それに、
T-REXの嗅覚はかなり良いというエピソードもありましたので、テントの特定も簡単ですね。
⑤なぜT-REXの子供は骨折していたのか？
引用：https://jurassicoutpost.com/thelostworld/deletedscenes/
恐竜ハンター団の隊長ローランドは、
大人のT-REXをおびき寄せるために、子供のT-REXを縛り付けて待ち伏せをしました。
「おびき出すいい方法がある」と言った次のシーンでは子供のT-REXが骨折した状態で縛り付けられています。
これだけを見ると、ローランドが意図的に子供のT-REXを骨折させたように見えます。
しかし、骨折した本当の理由は
「酒に酔ったインジェン社の社長：ルドローが、生き物の声に驚いて躓き、ティラノサウルスの幼児の足に倒れ込んだから」です。
これは、「映画から削除されたシーン」として後に明らかにされてます。
参考：https://jurassicoutpost.com/thelostworld/deletedscenes/
以上が、「ジュラシックパーク」の小ネタについてでした。
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■総合評価＆あらすじ
「ロストワールド（ジュラシックパーク２）」のみどころ
インジェン社のハモンドより、恐竜生産の拠点だった「サイトB」の存在を知らされたマルコムは、すでに出発したという恋人の古生物学者サラを追って現地へ。するとハモンドの甥でパーク再建を目論むルドローの部隊も上陸し、次々と恐竜を生け捕りに…。
前作から4年、再び島を訪れた調査隊の死闘を描くシリーズ第2弾。崖からのトレーラー落下危機、アメリカ本土に上陸したティラノサウルスの暴走など、パニックの狂い咲きだ。
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【まとめ】
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